腰痛・ヘルニア・運動療法などは川崎市麻生区の内田毅クリニックへ
※当院は予約制ではございません
Blogドクターズ日記
院長からの重要なポイント~若年者の特発性側彎症~2010/03/25
【院長からの重要なポイント】
若年者の特発性側彎症は、やはり定期的な脊椎外科専門医の診察を受けることが大切です。
1)側彎症例では、特に本人よりも御両親が心配されることが多く見受けられます。あまりに脊柱変形を気にしすぎますと、子供さんの心理的な負担が大きくなります。
特に日常生活動作や運動には制限は必要ありませんので、本人の好きな運動は自由に続けさせたほうがよいと思います。
2)治療方法には、変形の程度により保存的治療(運動療法、コルセットによる矯正など)と手術治療があります。
年齢や変形の程度、変形の進行の程度に応じた治療の選択が必要です。民間療法に頼らず、必ず脊椎専門医に相談してください。
3)最初は軽度の変形でも、定期的に診察を受けていないと、知らない間に高度な脊柱変形まで進行してしまう症例があります。
高度な変形例では、胸郭の変形に伴い呼吸機能障害も起こります。
また、成長期をすぎたからといって変形の進行が止まったわけではありません。そのため、軽度な変形だからといって放置しないで、定期的な診察・専門医のアドバイスが必要です。